こんにちは。Mid Dental Clinic 院長の波戸です。

6月から初夏にかけて流行し、
乳幼児に多く見られる夏風邪の代表的なウイルス性の感染症であるヘルパンギーナ。

潜伏期間はおおよそ3〜6日くらいで、39℃以上の熱が1〜3日続くと同時に、喉が赤く腫れ、小さな水疱がたくさんできます。
喉の痛みが強いため、飲食を受け付けなくなることで「脱水症状」を起こすこともあります。
そのため喉に刺激のあるオレンジジュースなどは避け、のどごしの良い冷たい飲み物(牛乳、麦茶など)がおすすめです。
食べ物も同様に刺激の少ないもので、噛まずに飲み込めるものが望ましいです。(ゼリーやプリン、お豆腐など)


厄介なことに、ヘルパンギーナに対して特効薬はありません。
口内炎に対する鎮痛解熱剤で痛みを和らげたり、粘膜を保護する軟膏などが処方されるケースがあります。

乳幼児に多く見られるヘルパンギーナですが、実は大人にも感染します。
大人から子どもに感染するケースもあるため、予防が大切です。
主な感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」です。
今年の3月からマスクの着用が個人の判断に委ねられることとなり、
昨年までに比べてヘルパンギーナに感染する乳幼児が増えるのではないかと予想しています。

改めて手洗いうがいの予防をしっかりと行いましょう。

当院では7月中旬ころから予約が取りづらくなります。
ぜひ早めの検診や治療にお越しください。