こんにちは。Mid Dental Clinic 院長の波戸です。

今回は歯を白くする方法として、ホワイトニングではなく、”クリーニング”について前後2回に分けてお話をさせていただきます。

■そもそも、歯の”クリーニング”ってなに？
歯の”クリーニング”とは、歯垢・歯石・着色を除去することを指します。
プラークとも呼ばれる「歯垢」は、通常は丁寧な歯磨きで落とすことができます。
しかし、磨き残しなどにより歯垢が2〜3日ほど歯に付着し続けると、唾液中のミネラル成分と結合して石灰化しはじめ「歯石」に変化してしまいます。

歯石は、歯に沈着してしまった「色素」と同様、ブラッシングだけで落とすのは難しいです。
そのため、歯石は歯科医院で除去してもらわなければなりません。クリーニングの具体的な施術内容は歯科医院や患者の症状によって多少異なります。
一般的には、まずプラークの染め出しを行い磨き残しをチェックした後、専用の器具を使用し清掃と研磨が行われ、
仕上げにフッ素やトリートメント剤を表面に塗って歯の強化をして完了する流れとなります。

■ホワイトニングとクリーニングの違いってなに？
歯を白くして見た目の美しさを向上させることに特化している「ホワイトニング」に対して、
歯石と色素を取り除いて口内環境を整え、健康・美容をサポートするのが「クリーニング」の特徴です。
また一部のクリーニングには保険が適用されますが、ホワイトニングはすべての施術が保険適用外(自由診療)となります。


■歯のクリーニングをするメリット
歯のクリーニングをすることによって、歯垢や汚れはもちろんのこと、普段ご自身で行う歯磨きでは落としきれない歯石を落とすことができます。
この歯石は歯周病・虫歯・口臭などを引き起こす厄介なものなので、口の中が健康的な状態に保ちやすくなることも大きなメリットと言えます。
もちろんこれに伴って色素も落とせますので、見た目も明るく見せることができます。※あくまでも個人差があります。

次回の後編ではより詳しい内容をお話いたします。
今回で気になった方は是非後編もお読みください。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。